みなさんは失恋をしたとき、そのつらい気持ちをどのように紛らわしていますか?酔いつぶれるまでお酒を呑む、友達に電話する、ジムで激しく身体を動かすなど、失恋をした時の気の紛らわし方は人それぞれだと思います。ここで提案。失恋したときこそ映画を観ませんか?失恋したときに観る映画は、あなたを悲しい気持ちから救ってくれます。さらには主人公の生き様に元気をもらえることも。というわけで今回は、おススメの“失恋したときに観る映画”をご紹介させていただきます。
失恋したときこそ映画を観よう!
失恋したときのどうしようもない悲しみを、忘れるひとつの方法として“映画を観る”が有効です。映画とは、自分と全く別の人生を疑似体験できる素晴らしいもの。ときには主人公の行動やセリフに勇気づけられたり、励まされたり・・・。映画は人生で何度も味わう、つらい気持ちに対する処方箋でもあります。つらい失恋をした時こそ、部屋を真っ暗にして映画で号泣したり、笑ったりしてその気持ちをすっきりさせてみてはいかがでしょうか?
今回は失恋したときに、ぜひ観てほしい映画を4作品紹介。失恋したときに自分がどういう気持ちでありたいのか?タイプ別に分けてご紹介しますので、ぜひ自分にピッタリの1本を選んでみてください。
愛を失ったつらさや上手くいかないモヤモヤは皆一緒・・・。共感で涙を流したい
失恋をした時に笑いたいと思っている人もいれば、同じ経験をした人に寄り添って、号泣したり、励まし合ったりしたいと思っている人もいるでしょう。そんな人に向けたおすすめの映画はコチラです。
愛する人を失った悲しさを乗り越えようとする姿は思わず応援したくなる
「P.S. アイラヴユー」
出演:ヒラリー・スワンク、ジェラルド・バトラー
ホーリーは愛する夫と2人仲良く暮らしていましたが、幸せも束の間。夫は病気で帰らぬ人になります。毎日悲しみの淵から逃れられず、引きこもりの毎日を過ごすホーリー。そんな彼女が30歳の誕生日を迎えた日、死んだはずの夫からバースデーケーキとボイスメッセージが送られてきます。
「君が悲しみから抜け出せるように、ミッションを書いた手紙を、毎日君に届くようにした。そこに書いてある内容は絶対に実行すること」。夫は死ぬ直前に、愛するホーリーに向けて救いの手紙を書いていたのです。そこにはホーリーが、前向きに生きられるようになるミッションの数々が書かれていました。
指令通りにミッションをこなしていくホーリー。しかし時にミッションは、夫と過ごした楽しい日々を思い出させ、今は孤独になってしまったという現実を彼女に突き付けます。
⇒ホーリーの夫は亡くなってしまうのですが、これも一種の失恋でしょう。突然愛する人がいなくなってしまうのですから。そんなホーリーの絶望に胸が痛くなりますが、自分のみじめさに涙しながらも、愛する人を失った悲しみを乗り越えようとするホーリーの姿に、思わず共感し、応援したくなる作品です。
最低で最高のサリー
出演:フレディ・ハイモア、エマ・ロバーツ
学校で問題児のジョージは、同学年の女の子サリーと仲良くなります。次第にサリーに惹かれるジョージですが、その想いをうまくサリーに伝えられません。サリーもジョージを意識しますが、一向にアプローチしてこないジョージにモヤモヤ。友達以上恋人未満の関係から一向に発展しない2人は、想いを伝えられないまま時が過ぎてしまいます。
追い打ちをかけるように、ジョージは退学の危機。家族との関係もギクシャク。さらにはサリーにアプローチを仕掛ける男も現れます・・・。
⇒何もかもがモヤモヤする青春時代の恋愛を描いた作品。好きな気持ちとそれを上手く伝えられない自分に一喜一憂した、あの頃の自分を見ているような気持ちになります。一度悪いことが続くと立て続けにそれが起こる経験も、ジョージに共感ができ、おもわず一緒に涙を流したくなる作品です。
誰かを強く思い続ける素敵な恋愛模様に元気をもらいたい
自分はいま失恋で、ものすごく辛い。泣きたいより、とにかく笑いたい。そんな方には、強い愛を感じられ「こんな恋愛してみたい!」と思えるような熱いラブストーリーがおすすめ。「いつかまた素敵な恋ができるように頑張ろう!」というモチベーションになるはずです。
あと1センチの恋
出演:リリー・コリンズ、サム・クラフリン
6歳から幼馴染のロージーとアレックスは、いつも心を通わせてきた友達以上恋人未満のいわば親友同士。2人は同じ大学への進学を夢見て切磋琢磨しています。しかし、ロージーは、ボーイフレンドの子を妊娠してしまい、夢をあきらめなくてはいけなくなりました。
ロージーに見送られ1人旅立つアレックス。お互いの人生を歩み始めた2人ですが、いつも2人の心には、お互い打ち明けられなった想いが残っていました。近づいては離れていく、2人のもどかしい両想いは長く続きます・・・。
⇒6歳からの幼馴染で、ずっとお互いを大切に思い合っているアンジーとアレックスに思わずキュンとなってしまう映画です。「いつでも“好き”って言えたのに」。DVDのジャケットにかいてあるこのキャッチフレーズが、もどかしい2人の関係を的確に表しています。遠く離れても、新しい恋人ができても、お互いを想う気持ちを消せない2人の、もどかしく素敵な恋がうらやましく思えてしまいます。
セレンディピティ
出演:ジョン・キューザック、ケイト・ベッキンセイル
クリスマスのデパートで、一つしかない売りに出ていない手袋に、同時に手をかけるジョナサンとサラ。2人はこれをきっかけに仲良くなります。“また会いたい”と伝えるジョナサンに対して、サラは“これが運命だったらまたどこかで会える”というような言葉を返し、2人は連絡先も交換しないまま離ればなれになりました。
そこから数年が経ち、ジョナサンとサラはお互い婚約者がいます。もう会うことはないと思われるジョナサンとサラでしたが、心のどこかでは、お互いを忘れられない気持ちがずっと残っていました。やがて2人の運命を示唆するような出来事が、ジョナサンとサラの周りで起き始めます。そして自分の気持ちに抗えなくなった2人は、お互いを探すためにあの手この手で奔走します。
⇒偶然など決してなく“運命”というものが存在することを教えてくれる映画です。冒頭のクリスマスのニューヨークで出会う、ジョナサンとサラがとてもロマンチックで、思わず見とれてしまいます。数年間も“心の中に残る忘れられない人”がいる。そんな経験なかなかできないものです。この映画を観ると、「素敵な人にいつか出会う運命が来るのかな」と自分の未来が明るく見え、次の素敵な出会いのためのモチベーションが湧いてきます。
まとめ
今回は「失恋したときに観る映画」を4選お伝えしました。映画の中の恋愛も、その模様は三者三様です。自分の人生や失恋に照らし合わせて、心の中をスッキリさせることができる映画を観たいものですね。失恋したときは殻に閉じこもるのではなく、ぜひ“映画”という処方箋で自分の心をケアしてあげてください。