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新解釈三国志がひどい!?大コケと言われる3つの理由!

映画「新解釈・三國志」は2020年に公開された歴史コメディ映画です。本作品の監督である福田雄一氏が、「三国志」のストーリーや登場人物に、コメディ要素を織り交ぜた作品であるのが特徴です。そんな映画「新解釈・三國志」に関して“ひどい”という感想や口コミが見られます。この映画の何がそんなに“ひどい”のでしょうか?気になる口コミが多い「新解釈・三國志」について調べてみました。

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映画「新解釈・三國志」について

 まずは映画「新解釈・三國志」がどのような作品なのか気になりますよね。この映画の題材になった「三国志」の内容も踏まえながら、映画の概要をご紹介します。

「三国志」とは?

 「三国志」はもともと、西暦200年前後の中国三国時代の史実をもとに作られた歴史書で、魏・呉・蜀の三が天下統一のための争覇を描いた物語です。それをもとに書かれた中国の歴史小説「三国志演義(えんぎ)」に、さらにエンターテインメント性を持たせたものが、現代の我々が目にする「三国志」の内容になっています。

「三国志」は根強いファンがいる歴史物語

 「三国志」の物語は知らないが、名前だけはご存じの方がほとんどではないでしょうか?ゲームやドラマの題材としても多く使われ、根強いファンがいる作品でもあります。大ヒットゲーム「三国無双」など、ストーリーの面白さもさることながら、登場人物一人ひとりが魅力的な作品でもあります。

映画「新解釈・三國志」 あらすじ

 舞台は国の天下統一を目指し、魏・呉・蜀の三国が群雄割拠していた1800年前の中国。

民の平穏を願って立ち上がった劉備(大泉洋)をはじめとする「蜀・呉」連合軍は、総勢80万人を率いる魏軍に、たった3万人で立ち向かう「赤壁の戦い」へと突入していきます。

福田雄一監督による新感覚コメディ映画

 実写版「銀魂」や「今日から俺は!!」で知られる福田雄一が監督を務める本作。中国の歴史物語である「三国志」の世界に、「独自解釈」を加えて、コメディ路線で仕上げた作品となっています。キャストは福田雄一作品におなじみの方々やベテラン俳優まで出演。数多くのキャラクターが登場する作品でもあります。三国志の主人公“劉備”を演じるのは大泉洋さんです。

「新解釈・三國志」キャスト

劉備・・・大泉洋

関羽・・・橋本さとし

孔明・・・ムロツヨシ

張飛・・・高橋努

黄夫人・・・橋本環奈

呂布・・・城田優

曹操・・・小栗旬

貂蝉・・・渡辺直美

趙雲・・・岩田剛典

董卓・・・佐藤二朗

ナビゲーター・・・西田敏行

このほかにも、様々な俳優が個性的なキャラクターを演じています。登場人物が多いのが映画「新解釈・三國志」の最大の特徴といえます。

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映画「新解釈・三國志」は何がひどいのか?

 映画「新感覚三国志」の口コミなどを観ていると「ひどい」という単語が目立っています。人気歴史ドラマ「三国志」を題材にしているにもかかわらず、なぜ「ひどい」評価が目立つのか?その理由は以下の3つが主なように思われました。それぞれ詳しく見ていきましょう。

1. 史実と異なるストーリー

 オリジナル「三国志」のファンは、「三国志」の史実の部分にも魅力を感じているところがあります。しかし、映画「新解釈・三國志」では、すでに公になっている「三国志」史実とは明らかに異なるストーリー展開が見られます。これに対して、「これが本当の三国志と思われては困る」、「三国志が誤解される」といったような感想が多くあがっていました。

しかしオリジナル「三国志」も、どこまでが史実で、どこまでが脚色を加えたストーリーなのかはハッキリしていないところがあります。そういう意味では、「新解釈・三國志」のストーリーがどこまで真実なのか?その境界線は誰にもわからないというのが真実ではないでしょうか。

2. 「三国志」でふざけすぎ

 前述のとおり、オリジナル「三国志」の壮大な人間同士の戦い、熱いストーリーは、多くのファンを獲得しています。そしてオリジナル「三国志ファン」は、中国の歴史の一端をつくりあげた「三国志」の登場人物に敬意を表しているようです。そんななか、映画「新解釈・三國志」は、「三国志」を題材に“ふざけすぎ”という声も多くみられました。

 オリジナル「三国史」は中国の長い歴史の一部。他国の尊い歴史を、日本人の監督とキャストによって“コメディ”にしてしまうことに対し、「他国の歴史を馬鹿にしすぎ」「中国に失礼ではないか?」と考える人もいるようです。またオリジナル「三国志」で描かれている登場人物のイメージを壊すようなキャラクター設定や、キャスティングも、「人物のイメージが崩れる」という理由で、あまり受け入れられてないように思われました。

3. そもそも「三国志」を題材にした映画はハードルが高い

 ここまでの説明でも、オリジナル「三国志」が、いかに人気で根強いファンが支えているかがお判りでしょう。それだけに「三国志」の看板を背負った作品というものは、それなりに厳しい目で見られるのが容易に想像できます。映画「新解釈・三國志」も例外ではありません。“三国志”を題材にしているがゆえに、映画としての期待値がかなり高い状態にある本作。そのため、オリジナル「三国志」のファンからすれば“面白いに違いない”という期待で映画を観るわけですが、いざ観てみると、オリジナル「三国志」とは異なる登場人物設定やストーリーで、オリジナル「三国志」ファンを落胆させてしまったようです。「三国志」を知っているからこそ生じてしまう、ギャップに違和感を抱くわけですね。この映画はオリジナル「三国志」の中身を知らない方のほうが、楽しめるのかもしれません。

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まとめ

 今日は映画「新解釈・三國志」について“ひどい”と言われる所以を調べてみました。熱狂的ファンが多い「三国志」をコメディ路線に仕上げたことで賛否両論ある本作。“ひどい”という口コミのほとんどは、オリジナル「三国志」とのストーリーや設定の乖離が受け入れられていないようです。「新解釈・三國志」はタイトルにとらわれず、新感覚のコメディ映画として観るほうが受け入れられるのかもしれません。オリジナル「三国志」の内容を知っている人も知らない人も、“コメディ映画”として作品を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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