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クワイエットプレイスがひどい!避妊などツッコミどころ満載?

2018年公開のホラー映画「クワイエット・プレイス」は、“音を立てたら即死”という斬新なキャッチフレーズと、人間の恐怖心を掻き立てる予告編で、日本でも話題になった作品です。この「クワイエット・プレイス」に関してネットで検索してみると、“ひどい”といった感想も多く見受けられます。「クワイエット・プレイス」はそんなに”ひどい”映画なのでしょうか?気になったので、この映画にまつわる“ひどい”の真相を探ってみました。

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映画「クワイエット・プレイス」 概要

 「クワイエット・プレイス」は2018年公開のホラー映画です。音を立てたら、謎の怪物がどこからともなく現れて、“殺される”というのがこの映画のホラー要素です。

 主演はエミリー・ブラント。夫役はエミリーの実夫で、この映画の監督でもあるジョン・クラシンスキーが演じました。夫婦で夫婦役を演じている少し珍しい作品でもあります。

作品の口コミや感想を調べる前に、ホラー映画「クワイエット・プレイス」をおさらいしておきましょう。

あらすじ

 2020年、メキシコに落ちた隕石とともに飛来した“謎の怪物”によって、地球は支配され荒廃してしまいます。その“謎の怪物”は、視覚機能は持ち合わせていない代わりに、異常なまでに発達した聴覚で人間を探し出し襲う、恐ろしい生命体だったのです。

 この荒廃した世界で生き残るべく、会話は手話のみ、生活音を立てないなどを徹底して暮らすアボット一家でしたが、長女リーガンが末っ子ビューに渡した、音の出るおもちゃが原因でビューは怪物の餌食になってしまいました・・・。

悲しみから約1年後、農場でひっそりと音を立てずに暮らすアボット一家。妻イヴリンは子供を身ごもりました。出産する時も静寂をたもたなければいけない世界。果たしてアボット一家と新しく誕生する命は、恐ろしい怪物から逃れられるのでしょうか・・・?

沈黙が恐怖になる映画

 「クワイエット・プレイス」の最大の見どころは、沈黙を破れば殺されるという恐怖のルールが存在する世界を描いた点でしょう。ホラー映画といえば、おどろおどろしいBGMと役者の悲鳴が、観ている者の恐怖をあおるのが一般的です。それとは対照的に「クワイエット・プレイス」は、劇中続く沈黙の極限状態が、観ている者に緊張感と恐怖を与える映画となっています。

 「クワイエット・プレイス」は予告映像もインパクトがあり、キャッチフレーズは“音を立てたら即死”です。予告編の最後は「上映中はお静かにお願いします」という警告で締めくくられます。とにかく“無音”にこだわった珍しい映画でもあります。

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「クワイエット・プレイス」は何が“ひどい”のか?

 いよいよ本題に入ります。映画「クワイエット・プレイス」は何がそんなに“ひどい”のか?ネットの口コミなどを参考に多かった声を集めてみました。

映画の設定について

 まずは映画の設定についてのツッコミどころが多かったように感じます。これはホラー映画にありがちですが、“なんでやねん!”と漫才のようなツッコミを入れたくなってしまう展開や設定が多々あります。「クワイエット・プレイス」も例外ではなく、一部シーンや設定に“ひどい”という声が上がっていました。そんな“ひどい”とツッコミどころが多かった点を2点ご紹介します。

なぜ子供を作った?

 沈黙を破れば殺される極限の世界でサバイバルするアボット一家。末っ子ビューが怪物に襲われた一年後のシーンでは、なんと妻イヴリンが妊娠しているのです。沈黙を破れば殺される世界で、出産と子育ては静寂を守れなくなる要素であるのはわかっているはず・・・。それなのに子供を作ってしまうアボット夫妻の行動に“ひどい”の声が。この映画に関するツッコミで一番多い内容でした。

ホラー映画の要素で一番重要なのが“主人公が生き残るかどうか?”だと思いますが、そもそも妊娠した時点で、イヴリンが生き残り、子を産む展開が想像できてしまう、というような意見もありました。

沈黙を破れば殺される ルール設定が曖昧

 少しの物音にでも反応し、人間を襲いにかかる謎の怪物がはびこる世界のため、アボット一家は生き残るべく、音を立てない生活を徹底しています。しかしどのくらいの音を立てたら怪物が襲ってくるのかの判定基準がよくわからず、緊張感が無くなってしまうというような声があります。

この怪物たちは、なぜか人間が出す音にだけ反応するので、ほかの生物が出す音には反応しません。滝の音などの自然音は人間が出す音をかき消してくれるというルールのもと、声を出すシーンもあります。

前述した出産も、「音を立ててはいけない」というルールを映画の冒頭で植えつけ、緊張感を持たせたにもかかわらず、「その中で出産はどうするのか?」という疑問を同時に抱かせてしまう曖昧さゆえ、“ひどい”という意見が出てきてしまいました。

関連記事:クワイエットプレイスの怪物の正体とは!?目的や弱点、名前など

 

様々な“ひどい”はあるが・・・

 設定やシーンに疑問を抱く人も多いですが、逆にその曖昧さやハチャメチャな展開が、ホラー映画の楽しみの一つであるのも事実です。ヒューマンドラマのように、観終わった後に自分の人生について考えさせられるようなこともなく、ただ何も考えずに、ジェットコースターに乗った時のようなスリルを味わい、面白おかしくツッコミを入れる。これが正しいホラー映画の楽しみ方だと私は考えています。「クワイエット・プレイス」も例外ではなく、“沈黙”をテーマに、我々をスリルで楽しませてくれる映画には違いないでしょう。お気楽に、所どころにツッコミを入れながらこの映画を楽しみましょう。

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まとめ

 今回は2018年に公開されたホラー映画“クワイエット・プレイス”について“ひどい”といった声をピックアップして、その理由を深堀してみました。調べていくと、映画全体の酷評からくる“ひどい”ではなく、ホラー映画特有の“ツッコミ”のようなものであると感じました。細かい設定の矛盾などから“ひどい”という声が上がるのも、ホラー映画のお決まりの展開であって、それを調べるのも楽しみの一つではないでしょうか?みなさんも映画“クワイエット・プレイス”を観て、沈黙のスリルを味わってみてください。

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