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エスターに気まずいシーンはある?子供には見せられない?

2009年に公開されたアメリカの異色ホラー映画「エスター」。

原題「オンファン」(孤児)で知られ、ロシアから養子に出されたある養夫婦の惨劇が描かれています。

アメリカで活動しているスペイン人監督ジャウム・コレット=セラが手がけ、製作段階にはアメリカの大物俳優レオナルド・ディカプリオが参加しています。

本作は、独特のストーリーによりR15の年齢指定制限により公開され、ホラー映画としてじわじわと視聴者を増やしています。

そんなエスターには気まずいシーンはあるのでしょうか?

 

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エスターに気まずいシーンはある?

9歳の養女を装ったエスターは、実はロシア出身の33歳の女性で、さらにエストニアの精神病院から逃げ出し、少女に扮し孤児院で養父母を探していたという経緯があります。

少女だと信じ養子に迎えたコールマン夫妻の仲を裂くような言動に、気まずくなるシーンが随所に映し出されています。

エスターに疑心を抱くケイトに反し、ジョンが自宅でエスターと二人きになる場面や、脅すために撮影した性的描写を思わすシーンは、子供には見せらせない気まずさを感じるはずです。

また、ホラー映画として殺人シーンやエスターの狂気じみた攻撃シーンは、不気味で異様な雰囲気のエスターの変容にぞくっとくる展開です。

 

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エスターのあらすじ

子供好きなケイトとジョンのコールマン夫妻は、3人目の子供ジェシカの死産でギクシャクしており、アルコール依存症から回復中のケイトは、未だにジェシカの喪失がトラウマとなっていました。夫婦仲や結婚生活が不穏に陥っていた最中、 ケイトとジョンは、地元の孤児院である聖マリアナから9歳のロシア人少女エスターを養子にすることに決めます。家にエスターを招いた日、耳の聞こえない5歳の娘マックスはエスターを歓迎しますが、12歳の息子ダニエルはエスターに好意を抱こうとしません。

ある夜、子供たちが寝静まり、夫婦仲を取り戻そうとするコールマン夫妻はエスターの大人と性への関心に疑心を抱き始めます。

大人の目を盗み、エスターはマックスとダニエルの前で、負傷したハトを殺したり、いじめていたクラスメートの足を折ったりするなど、異様な行動をし始めます。

ある日、孤児院の園長シスター・アビゲイルがコールマン家を訪れ、過去にエスターの養子家族が家の火災で亡くなったこと、その他にも悲劇的な出来事や事件が起きているとケイトとジョンに警告します。 雪の中、エスターは帰路につくアビゲイルを待ち伏せし、事故に見せかけ、車を道路に衝突させ、ハンマーで撲殺したのでした。

その後、ダニエルの様子が気になったケイトは、エスターの異様な行動に確信を持ち始めるが、ジョンはエスターを子供のように接するように説得します。

しかし、ケイトが軽い車事故を起こしたことで、ケイトのセラピストはワインが原因だとし、リハビリ施設に戻るように勧めます。この一件がエスターの仕業ではないかと疑うケイトは、エストニアの精神病院の出身で、孤児院には記録がないことを発見します。

その頃、エスターはダニエルに重傷を負わせ、ダニエルは病院に搬送、ケイトが付き添う中、エストニアの研究所からエスターの正体と過去の記録を知らせる連絡がきます。

自宅では、エスターがいつも隠していた首と手首、歯を剥き出しにジョンを襲います。

急いで家に戻ったケイトは、マックスを探しますが、エスターに撃たれ、外へ逃げ出します。通報で駆けつけた警察に安堵するケイトでしたが、狂気的になったエスターが襲い掛かってくるのでした。

 

エスターの類似した2つの実話

2010年、チェコで起こった幼児虐待事件に関与していたとされる養父母には2人の息子と娘がおり、アニッカ(別名アンナ)という名前の13歳の少女のふりをした33歳のチェコ人女性バルボラ・スクルロワを新たに養子に迎えたことで事件が明るみになりました。キリスト教組織聖杯運動の分派グループの一員だった家族は、日常的に崇拝として虐待があり、そこから逃げ出したアンナは緊急養子縁組としてノルウェーに逃げたとされています。

ノルウェーで養子となったアンナが通報を受け捕まる直後には、頭を刈り、胸を絞り、少年アダムに扮した姿だったと報じられています。

しかし、裁判ではチェコで虐待をしていたのはアンナ自身で、養父母の子供に危害を加えていたと判決、その後、懲役5年の判決を受けたが、弁護士が多重人格と精神状態が原因だったとし、刑期の半分を終えて釈放されています。

 

2019年、アメリカ・インディアナ州在住のクリスティンとマイケル・バーネット夫妻は2010年にウクライナから6歳の子供を養子にしました。養子となったナタリア・グレースは実際には小人症の22歳の女性で養家族と過ごしている間、子供のふりをして家族に危害を加えようとし、逮捕されています。ナタリアは成人に見られる精神疾患があり、詐欺師でもあると診断、監獄されています。

関連記事:エスターは実話!?実際にあった恐ろしい事件の真相とは

 

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まとめ

公開当初は大反響を集めた映画「エスター」は、2023年に続編「エスター ファースト・キル」が公開されています。主人公エスターを演じているアメリカの女優イザベル・ファーマンが引き続き主役を務め、本作のコールマン夫妻の元へ養子にくる前の過去が描かれています。

続編の映画もR15に指定されているため、子供との鑑賞はおすすめできない気まずいシーンが盛り込まれていると思われます。

映画「エスター」は現在各動画配信サービスで視聴することができます。

最新映像技術で制作された続編も随時配信される予定なので、気になった方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

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