もしも博物館で展示されているものたちに命が宿ったらどうなるんだろう・・・とあり得もしない夢や幻想を見事に映画化した「ナイトミュージアム」。同じ気持ちを持つ人が大勢いるからなのか、公開以来シリーズ化されるほどの人気ぶりを博していますが、なんと主人公の死亡説が囁かれているのです。ナイトミュージアムの主人公は果たして本当に死亡したのでしょうか?今回は作中の内容も少し踏まえて紹介していきたいと思います。
ナイトミュージアムの主人公の死亡について
では、ナイトミュージアムの主人公は本当に死亡したのでしょうか?また、作中で死亡したのか、それとも演じた俳優が死亡したのか、両面で調べてみました。
物語ver.
博物館に飾られてある展示物と言えば、真っ先に浮かぶのが恐竜ではないでしょうか?ナイトミュージアムの中では”展示されているものが夜間中に、まるで生き返ったかのように動き出す”ことが最大の面白さであると言えます。恐竜や古代の民族、偉人や動物たちが一斉に目を覚ますため、主人公が展示物に襲われて死亡してしまう可能性もあります。
しかし、ナイトミュージアムの物語の中では主人公のラリーは死亡しませんでした。少し危ないシーンも勿論出てきましたが、動物や民族たちと最終的に心を通わせ合うことができたため、死亡によって映画が終わることはありませんでした。
現実ver.
ナイトミュージアムの主人公、ラリー・デイリーを演じたのはアメリカの有名俳優であるベン・スティラーさん(Benjamin Edward Stiller)です。両親も姉も同じ職業のTHE・俳優一家ですが、ベン・スティラーさんは俳優業以外にも映画監督や脚本のお仕事にも携わっており、そのマルチな才能を発揮していらっしゃるようです。
では、ベン・スティラーさんが亡くなったのでは?と思いがちですが、彼は現在も元気に生きています。それだけでなく今現在も製作総指揮を務めているアメリカのドラマが配信されているため、バリバリ活躍中であることも判明しました。
よって、主人公の死亡説はこれで一蹴されました。
ナイトミュージアムの主人公の死の真相について
ナイトミュージアムの主人公であるラリーも、ラリー役を演じたベン・スティラーさんもご健在なのにどうしてこのようなデマが流れたのでしょうか?それは、主人公ではなく別の俳優が死亡したことが原因であることが考えられます。
実際に亡くなってしまったキャスト
調べてみたところ、ナイトミュージアムに出演していた俳優で実際に亡くなっていた人が居ました。非常に有名な俳優であったため、この方の死が主役の死亡説と結びついてしまった可能性が高いと考えられます。ちなみに、亡くなった俳優は以下の方でした。
- 名前 ロビン・ウィリアムズ(Robin Williams)
- 生年月日 1951/7/21
- 出身地 アメリカ合衆国 イリノイ州シカゴ
- 身長 170cm
アメリカの自動車メーカーであるフォード社の重役である父のもとに生まれ、裕福な生活を送っていたロビン・ウィリアムズさんは、今まで数多くの映画出演や声優を務めたアメリカの大物俳優です。長年に渡り前線で活躍していましたが、2014/8/11に自宅のカリフォルニア州にて、63歳という若さで永眠されました。
死亡理由は患っていたうつ病による首吊り自殺ということで、突然の死亡報道に多くの人が驚き、悲しみに包まれました。
そんなロビン・ウィリアムズさんが亡くなられた後に遺作として、最終章である「ナイトミュージアム/エジプト王の秘密」が公開されました。筆者も当時この映画を観て、ロビン・ウィリアムズさんの笑顔に癒され、同時にもう彼の新しい作品が観れないと思うと寂しい気持ちになったことを思い出します。
ロビン・ウィリアムズさんの役柄
ロビン・ウィリアムズさんがナイトミュージアムで演じている役は、第26代アメリカ大統領である偉人「セオドア・ルーズベルト」の展示品の役です。肖像写真のままのビジュアルに、軍人としての真っ直ぐな正義感を持ち合わせた役柄で、主役と並ぶ勢いで登場している非常に重要なキャラクターです。また主人公・ラリーの良き理解者であり、アドバイスもしてくれる友のような、父のような、言葉では表しきれない良い感じのポジションでもあり、頼もしい存在でした。
そんなセオドア・ルーズベルトさんは蠟人形でできたいるため火に弱い部分もありますが、主人公・ラリーと共に博物館を守るために戦ったり、同じ展示品の女性に恋心を抱いたりと、”心を持っている人間”と同じように日々を生きています。
ナイトミュージアムについて
ナイトミュージアムは2006年に公開されたアメリカ映画です。博物館の夜間警備員として働く主人公のラリー・デイリーが、夜勤中に飾られていた展示物が動き出すところを目撃することで物語は進んでいきます。最初は、博物館に飾ってあるものが動き出すなんて信じられないし、あり得ない!と思っていましたが、次第に博物館に飾ってある”生きている”キャラクター達と会話を重ねることでこの特別な出来事を受け入れれるようになりました。
そんな矢先、博物館の展示物が盗まれてしまい、ラリーと愉快な展示物たちは力を合わせて盗まれたものを取り返すよう奮闘します。犯人は誰なのか、無事に作戦は成功するのか、展示物たちはどうなるのか、夢と希望に溢れた素敵な物語となっています。
※ちなみに展示物は夜しか動かないので、来訪者が現れる日中については大人しく”ただの展示物”として活躍しています。よって、この動きを知るのは夜間警備員(元夜間警備員も含む)のみということになります。
まとめ
ナイトミュージアムの主人公は物語の中でも、現実世界でも死亡していないことが判明しました。しかし、主役”級”の圧倒的存在である「セオドア・ルーズベルト」役の俳優であったロビン・ウィリアムズさんが死亡していることが判明しました。ロビン・ウィリアムズさんはナイトミュージアムの主役ではありませんでしたが、それに1番近い存在感があったことは間違いありません。
年代を問わず楽しめる映画「ナイトミュージアム」ですが、もし主人公のラリーと同じように展示品と会話できるチャンスがあれば、あなたは誰と話したいと思いますか?自分がもしラリーの立場だったら・・・と主人公になった気持ちでこの映画の世界に飛びこんでみると、非日常の世界が体験をする事ができるでしょう。
日々の生活にちょっとした刺激を感じ、今笑いたい方は是非ご覧になってください。