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「メンタリスト」打ち切りの理由とは!?噂の真相を徹底調査!

2008年から2015年にCBSで放送されていたテレビドラマ、メンタリスト。

平均視聴者数が1500万人を越える人気ぶりでしたが、最終シーズンとなった7は、13話で打ち切りとなっています。人気ドラマだっただけに、打ち切りについて様々の理由や噂がされていますが、本当のところはどうなのでしょうか。本記事では、メンタリストが打ち切りとなった理由について考察します。

 

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メンタリスト(連ドラ)はどんな話?

メンタリストは、カルフォルニア州捜査局(通称CBI)が様々な事件を解決していく刑事ドラマですが、中心となるのは、CBIのコンサルタントで、人の心理を読んだり誘導したりするのが得意なパトリック・ジェーンが、妻子を殺害したレッドジョンという連続殺人鬼を追う、というストーリーです。

 

基本的には一話完結ですが、所々でレッドジョンに関するエピソードが入り、物語は、レッドジョンのことを背後に起きながら、様々な事件を解決していくという展開で進んでいきます。

 

主人公のパトリック・ジェーンというキャラが魅力的なのはもちろんですが、ともに仕事をするCBIのメンバー、リズボン、チョウ、リグズビー、ヴァンペルトも魅力的で、彼らとのやり取りもドラマを盛り上げる一つの要因となっています。

 

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パトリック・ジェーンはどんな人物?

CBIに加わる前、ジェーンは霊能者としてテレビ番組に出演したり、実際には相手の心理を読み取って話をしているのに、霊の声が聞こえた、というように、詐欺師のようなことをしていました。そして、あるテレビ番組に出演したときにレッドジョンのことに触れ、それがレッドジョンを刺激してしまったために、妻子を殺害されるという悲劇に見舞われます。

 

その後、自責の念に駆られ、精神を病んだことで精神病院に入ったこともありましたが、やがて自身の能力を捜査に役立てるとともに、レッドジョンへの復讐を成し遂げるためにCBIのコンサルタントとなり、捜査に協力するようになります。

 

鋭い観察力と心理学的な洞察力を有しており、犯罪者の行動や動機を理解し、捜査官が気づかないところに気づき、事件の謎を解き明かしていきます。また、ジェーンはユニークで魅力的であり、彼の冷静な態度とウィットに富んだキャラは、物語の魅力の一つと言えます。

 

しかし、普段は冷静なジェーンも、レッドジョンのことになると感情的になり、ともに捜査する仲間を困らせますが、仲間の助けも借りながら過去のトラウマと向き合い、成長していきます。

 

シーズン6では、ついにレッドジョンの正体が判明、ジェーンは自らの手で復讐を遂げます。

 

人気ドラマ打ち切りの噂と真相

視聴者数は最大1970万人、その後も平均1500万人の視聴者数を維持していたメンタリストが打ち切りになったことで、様々な理由や噂が出ました。ここからは、実際の理由と噂について、考察していきます。

 

①主演俳優の契約満了説

主人公パトリック・ジェーンを演じるサイモン・ベイカーは、出演期間を6年で契約をしていたため、契約満了となって物語も終わりにせざるを得なかった、という説です。

 

打ち切りという意味では、シーズン6の途中でレッドジョンとの決着がついたため、メンタリストというドラマの主軸がなくなってしまい、物語として続けるのが難しくなったというのもあると思います。

 

レッドジョンとのケリをつけたとはいえ、その時点ではジェーンの中にあるトラウマは解消されておらず、そこを解決していくという形で物語を続けることはできたと思いますが、それは言ってみれば、映画でクライマックスが終わった後の、エンディングまでの余韻の部分で、その後何シーズンも続けるのは難しかったと思われます。

 

そのため、サイモン・ベイカーを始めとする主要メンバーと契約を延長したものの、その期間は一年であり、シーズン7も13話で完結と、前シーズンまでの半分ほどのエピソード数となっています。

 

以上のことから、契約満了説は、打ち切り理由の一つと言えそうです。

 

②視聴者数が減少した説

平均視聴者数1500万人だった本作ですが、シーズン6では800万人と、半分近くになってしまったようです。減少の原因としては、シーズン6の途中でストーリーの主軸だったレッドジョンとの決着がついたものの、そこに至るまでが長すぎて、視聴者が待てなかったこと、レッドジョンの正体がガッカリだったこと、決着がついてしまったために、その後のストーリーは見なくてもいいと思われてしまったことなどが考えられます。

 

実際には、レッドジョンとの決着がついた後も、ジェーンのトラウマ、リズボンとの関係と、物語として心地いい余韻を残すために解決すべき要素は残っており、シーズン7の13話も使って綺麗に終わらせたと思いますが、少々長すぎたのかもしれないと考えると、この説もまた、打ち切り理由の一つと言えるかもしれません。

 

③キャストたちのギャラが高くなってしまった説

主演のサイモン・ベイカーのギャラは、最終的には一話で35万ドルまで上がり、他の主要メンバーのギャラも、2~3倍近くにまで上がったようです。

 

制作費が高騰する中、反比例するように視聴者数は減少し、ストーリーもレッドジョンというピークを過ぎてしまったために、打ち切りの方向に舵を切らざるを得なくなってしまったとも考えられます。

 

ドラマの人気が出て視聴者数が増えることで、出演する俳優さんたちの人気も高まり、ギャラも高騰していくものです。しかし、シーズンが進めば飽きられてしまったり、脚本を間違えれば視聴者離れを引き起こし、上がっていく制作費に対して視聴者数の減少が起こってしまいます。出演者のギャラが上がっても耐えられるだけの人気を継続することの難しさを感じます。

 

④キャスト同士が不仲で継続が難しくなった説

主要メンバーが不仲で、撮影もままならない……といった状況が想像できますが、どうやらこれは、事実ではないようです。

 

撮影中によほどのことがあれば、継続不可となることもあるかもしれませんが、俳優さんたちもプロなので、プライベートで仲良くする相手ではなくても、仕事としてやることはやるものだと思います。

 

メンタリストについては、キャスト同士が不仲だったという事実はなく、番組終了が突然と感じた視聴者の間で生まれた、都市伝説のようなものだと思われます。

 

よって、キャスト同士が不仲で打ち切り説は、違うということができます。

 

打ち切りの理由は一つではなかった

こうして見ていくと、打ち切りの理由は一つではなかったことが分かります。

 

契約期間の問題、人気が出たことによるギャラの高騰、ストーリーの主軸がなくなったことによる視聴者数の減少といった、複数の理由が重なったことで、打ち切りという流れになったということができます。

 

しかし、レッドジョンの決着後も、これまでずっと、お互いを思い合いながら踏み込みきれなかったジェーンとリズボンが、それぞれの問題を乗り越えて結ばれるストーリーは、シーズン1から見てきたファンからすると、「本当に良かった」と思えるものに仕上がっています。

 

シーズン6の最終話「青い鳥」では、ジェーンとの関係が悪化したことで付き合うようになった婚約者と一緒に暮らすために、飛行機でワシントンへ旅立とうとするリズボンに、ジェーンは飛行機を無理やり止めて機内に入り、ようやく思いを告げます。

 

人の心理を読むことが得意なジェーンですが、かつて最愛のものをレッドジョンに奪われたトラウマから、また大切なものを得て、失うもことを誰よりも恐れています。

 

そんなジェーンが、銃をもった犯罪者に素手で立ち向かうほどの勇気を振り絞って、初めてリズボンを「テレサ」とファーストネームで呼び、嘘偽りない本当の気持ちを伝えます。

 

しかし、周囲には他の乗客が多数、喜びを感じながらもどうしていいか分からないリズボンに、隣に座っていた女性が、

 

「ここにいる女性は、みんなあなたをうらやんでるわ」

 

という言シーンは、ジェーンの告白も相まって、グッとくるものがあります。

 

シーズン7でも、ジェーンはリズボンを思うがゆえに、失うのを恐れるがゆえに、捜査の最前線に立つリズボンを仕事から遠ざけようとして対立しますが、二人はそれも乗り越え、物語はハッピーエンドを迎えます。

 

レッドジョンという主軸がいなくなったメンタリストは、それまでと違う色の物語になったかもしれませんし、余韻としては少し長いと感じるかもしれません。それでも、ずっと観てきたファンが「良かった」と思えるように終わらせたことは、メンタリストというドラマが、制作陣からもファンからも愛されていた証拠なのではないでしょうか。

 

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打ち切り理由がネガティブな側面だけとは限らない

メンタリストの打ち切りは複数の理由によるもので、その事実だけを見るとポジティブなものとは言えないかもしれません。しかし、たとえば予算があるからといって無理に続けるよりも、はっきりと分かるハッピーエンドにしてファンを喜ばせるという、メンタリストのような終わり方も一つだと思います。少々長い幸せな余韻として、レッドジョン以降を楽しんでみるのもいいのではないでしょうか。

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