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この子は邪悪が「怖い」と話題に!ゾッとするポイントを解説

映画「この子は邪悪」は、2022年9月に公開された邦画サスペンスです。サスペンス映画とは言うものの、予告編の不気味さや不協和音をみるに、ホラー映画のような雰囲気が伝わってきます。映画のポスターも不気味です。何も知らないでポスターをみたら、ホラー映画と勘違いするでしょう。インターネット上でも、映画本編が“怖い”との声が上がっています。今回は映画「この子は邪悪」に関しての“怖い”という感想に焦点を当てて、何が“怖い”のか?解説していきます。

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映画「この子は邪悪」について

 映画「この子は邪悪」の“怖い”を探る前に、この映画が、どのようなあらすじで、どのようにして生まれた映画なのかを知ると、本編がもっと面白くなります。まずは映画の内容をご紹介します。

「あらすじ」

 家族でテーマパークを楽しんだ帰りに、交通事故にあった窪(くぼ)一家。その事故で父親の司朗(玉木宏)は足に障害を負い、妹の月(るな)は顔面にやけどを負ったため、白い仮面をつけたままの生活を余儀なくされました。そして母親の繭子(桜井ユキ)は植物状態。主人公の花(南沙良)は、事故のショックから心に傷を負ってしまいます。そんな花の前に、自分の母親が患っている奇病の原因を探る、高校生の純(大西流星)が現れます。次第に仲良くなっていく2人。

事故から5年後のある日、父親が「お母さんが目を覚ました」と言い、花の元に繭子を連れ帰ってきます。5年ぶりの一家団欒を楽しむ窪一家でしたが、花にある違和感と疑問が湧いてきます。「目の前にいる人は本当にお母さん?」。花が自分の家族に疑問を抱いているその時、街では、ある奇病が流行り始めていました。

「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2017」の準グランプリ脚本を映像化

 映画「この子は邪悪」は、次世代クリエーター発掘のためのコンペ企画「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2017」で準グランプリを獲得した脚本「ザ・ドールハウス・ファミリー」が基になっています。その脚本を、片岡翔監督が映像化した作品が本作です。片岡翔監督は、藤原竜也と松山ケンイチW主演映画「ノイズ」や、横浜流星主演「線は、僕を描く」の脚本家として知られた人物です。

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映画「この子は邪悪」はホラー映画か?サスペンス映画か?

映画「この子は邪悪」が怖いと言われるポイントはいくつかあります。

1. 不気味な予告編

 まずこの映画で“怖い”と感じるところは、予告編です。不協和音がかかり、不気味なシーンが多々登場します。突然現れる白い仮面をかぶった女の子。目をぐるぐる回す女性。催眠術にかけられ、生気を失ってしまったような顔をした女性。まるでホラー映画のようなテイストの予告編です。この予告編だけでも十分に“ゾッと”しました。非常に観るものの好奇心をあおる演出がされていて、「怖いけど中身が気になる!」と思ってしまう予告編です。ちなみに主題歌は「ゲスの極み乙女/悪魔のおまけ」。この主題歌も、“ホラーのようでホラーでない、サスペンス映画”「この子は邪悪」に、非常にマッチした音楽となっています。

2. 本編もゾッとするシーンが多々

 映画の序盤では、不幸な家族が幸せになっていくプロセスでほっこり・・・したのも束の間。物語は不穏な空気へと飲み込まれていきます。

 この映画で最もゾッとしたのは、主人公“花”の妹の“月”(ルナ)。事故で顔面にやけどを負ったために、白い仮面をつけて生活しています。その仮面がまた怖い。その裏に隠された素顔が明かされないまま、物語が展開していき、月のミステリアスな雰囲気が徐々に不気味さを増していきます。

物語が進行すると、月に関する衝撃の展開が・・・。月は、一家が巻き込まれた交通事故ですでに“死亡”していることが判明。純は花にこう問いかけます。「事故の後、月ちゃんの顔しっかり見たことある?」。このシーンが一番ゾっとしました。月はすでに死亡している?じゃあ、今まで白い仮面をかぶったまま、黙ってこちらを見つめる月は何者なのか?あの事故以来、花が一緒に過ごしてきた月は偽物?この映画のサスペンス要素として、一番目を引くシーンでした。

 月だけでなく、母親の繭子も謎の人物。父親の司朗が、「事故で意識を失っていた母親が目を覚ました」と言って、花の前に連れてきます。しかし花は、司朗が連れてきた母が別人にしか見えません。本当にこの人は母親なのか?花は疑いの目を向けます。

 母親も別人?そう思いながら一つ屋根の下で暮らすのはどんな気持ちなのでしょう。しかも、花が疑うこの女性は、時に狂気的な様子が目に入ります。一番印象深かったのは、昼寝をしていた繭子が突然目を覚まし、目を見開いたまま、眼球がぐるぐる回るシーン。本当に怖かったです。

3. 結局怖いのは「人間」であるということ

 クライマックスで、母親と月が別人であるという疑惑に対しての謎が解けます。衝撃のラストは皆さんの目で確認していただきたいのですが、クライマックスシーンを観て思ったことは、「人間の狂気」の怖さです。この映画で起こる不気味な展開には、花の父親、司朗が関係していました。彼は催眠術で人を操ることができる心理療法士。彼はこの催眠術を悪用し、バラバラになってしまった家族の戻らない過去を、元通りにしようとしていたのでした。クライマックスは、映画で起こった出来事の謎がすべて解けますが、すべてが「人間(司朗)の狂気」が根本にあることが明らかになります。人間のゆがんだ愛情が、人を狂わせ、他人を傷つける。結局怖いのは、幽霊でも悪魔でもなく人間。そんな感想を抱くクライマックスシーンになっています。

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まとめ

今回はサスペンス映画「この子は邪悪」に関する“怖い”という感想を調査し、その真相をまとめてみました。予告編だけでも“ゾッと”してしまった本作。予告編の期待値の高さを裏切らない本編は、最後まで事の真相が気になり、目が離せませんでした。この映画はPG-12指定となっていて、ホラー映画的な要素は小さいお子さんには刺激が強すぎるかも。この映画で起こったことが、現実でも起こったらと思うと・・・。とても恐ろしくて眠れなくなります。小さいお子さんが部屋にいるときは要注意な作品ですよ。お子さんに配慮しつつ、大人の皆さまはぜひ、映画「この子は邪悪」を観て、衝撃のクライマックスを体験してください。

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