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映画「ドライブマイカー」のラストの意味は?真相を徹底解説!

映画「ドライブ・マイ・カー」は、村上春樹氏の小説を濱口竜介がメガホンをとり、長編映画化。2021年に公開されました。この映画のラストシーンは、本作のヒロイン“みさき”が韓国で車を運転するシーンで終わります。しかも運転している車は、主人公の家福悠介が日本で大事に乗っていたのと同じ赤い車です。このラストシーン、劇中では、一切セリフがないため、「なぜみさきは韓国にいるのか?」「なぜ主人公の愛車と思われる車に乗っているのか?」など、ラストの意味が気になる人が続出。今回は、さまざまな憶測を呼ぶ映画「ドライブ・マイ・カー」のラストの意味について、その真相を調べてみました。

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映画「ドライブ・マイ・カー」のラストシーンの意味とは?

 「ドライブ・マイ・カー」のラストシーン。みさきはなぜ、真っ赤のサーブとともに韓国にいたのでしょう?その光景を見る限り、旅行ではなさそうです。ラストシーンの意味を考えていきましょう。

1. なぜ真っ赤なサーブが韓国に?

説1:悠介に愛車を譲ってもらった

みさきは、悠介の愛車の運転手を務めていくうちに、サーブを好きになっていきます。悠介にも「私、あの車すごく好きです」と正直に伝えるシーンがありました。

はじめは、みさきにそっけない態度をとっていた悠介でしたが、自分と同じく、家族に対して心残りがある、みさきにシンパシーを感じはじめます。北海道では、亡くなった妻に対する正直な想いを打ち明ける悠介の姿がありました。お互いに心が通じ合ったみさきになら、大事な愛車を託せると思った悠介は、みさきに愛車を譲ったのではと考えられます。

説2:みさきが韓国で悠介の愛車と同じ型の車を購入

 みさきは、前述のとおり悠介のサーブを気に入っていました。素直な感情を表にほとんど出さないみさきが、声を弾ませて「私、あの車すごく好きです」と打ち明ける場面は、みさきの“女の子らしさ”が垣間見えます。それほどサーブに思い入れがあるのなら、みさきは韓国で生活をはじめ、愛車として悠介と同じ真っ赤なサーブを愛車に選んだとしても不思議ではありません。

2. なぜみさきは韓国にいるのか?

説1: 悠介とみさきが結婚して韓国へ移り住んだ

 お互いに亡くなった家族への想いを、北海道で打ち明けた悠介とみさき。最後は2人で心通じ合い、抱き合います。一見、恋愛感情がない、歓喜のハグにみえましたが、じつはあの時点から2人の間に“男女”の感情が芽生えたのでは?とも考えられます。

2人は何年かたったのち、愛車と共に韓国へ移り住み、結婚して幸せに暮らしているのではないでしょうか。

 「広島国際演劇祭」の演出を務めていく過程で、韓国人と交流が深まった悠介とみさき。2人のなかで、韓国の文化や人間性に惹かれるものができ、韓国への移住を決意したのかもしれません。

説2:特に意味なし!?韓国を撮影地として選んだだけ。

 映画「ドライブ・マイ・カー」の当初のロケ予定地は韓国の釜山。しかし、コロナウイルス感染症拡大により、海外での長期滞在ロケは難しくなりました。そこで代わりのロケ地として選ばれたのが、広島県です。劇中で、悠介がプロデュースする「広島国際映画祭」の運営の方が韓国人であったのも、当初のロケ予定地の影響かもしれませんね。

 ロケ地が大きく変更になり、映画の雰囲気も、当初想定していたものから大きく変わったことでしょう。制作陣としては、韓国でのロケに心残りがあったのではないでしょうか。映画公開年から逆算すると、製作期間に海外への渡航制限が緩くなったタイミングがあったはず。当初の予定ロケ地、韓国で撮影したシーンを少しでも取り入れようと、制作陣が見せた意地が、あのラストシーンを生んだのかもしれません。

関連記事:「ドライブマイカー」のラストはなぜ韓国?についての考察まとめ

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まとめ

 今回は、映画「ドライブ・マイ・カー」のラストシーンの意味を深く考えてみました。劇中で一切セリフや展開がない、韓国でのラストシーン。このシーンの意味を考えると、いくらでも、物語の背景が想像できます。これも映画の楽しみの一つ。あなたも自分なりに、ラストシーンの意味を考えてみると、この作品がもっと面白くなると思います。

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