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ドラマ「ボーンズ」のキャストが死亡!?謎の死の真相を徹底解説!

2005年から全12シーズンと長きに渡って放送され、2017年に246話目をもって終了した犯罪捜査ドラマ、ボーンズ。

主人公のブレナンと、同じ法医学研究所で働く仲間やFBIとともに、様々な難事件を解決するドラマですが、実はキャストの一人が謎の死を遂げています。

 

本記事では、ボーンズのキャスト死亡の真相について、考察します。

 

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ボーンズの死亡したキャストは誰?

そんな大ヒットドラマのキャストが死亡したというニュースは、当然話題になりました。

亡くなったのは、俳優のヒース・フリーマン氏(41歳)で、ボーンズではシーズン1からシーズン2に登場した連続殺人犯、ハワード・エップスを演じてしました。

 

エップスは、ボーンズ初の連続殺人犯(シリアルキラー)であり、シーズン1で登場するより遡ること7年前に、ブースに逮捕された死刑囚でした。しかし、巧みな話術で死刑反対派の弁護士を懐柔し、死刑執行を止めることに成功します。

 

死刑がなくなったことを知ると、それまでの弱々しい姿から豹変、連続殺人鬼としての本性を現します。その豹変ぶりは、演技として素晴らしく、戦慄を覚えます。

 

フリーマン氏は、2001年に「ER緊急救命室」でデビューし、その後は「NCIS ~ネイビー犯罪捜査班」や「レイジング・ザ・バー 熱血弁護人」「スケートランド」といった作品に出演しており、亡くなった2021年にも、出演した映画3本が公開されています。

 

この突然の出来事に、マネージャーはPeople誌に、深い悲しみに暮れているという内容のコメントを寄せ、フリーマンの活躍を称えながら、追悼しています。

 

また、モデルや女優として活躍するシャナ・モークラーさんは、フリーマンの友人としてインスタグラムに、

 

「(彼は)オースティンの自宅で寝ている間に息を引き取った」

 

という投稿をしていましたが、訃報が伝えられた頃にはまだ、死因は特定されていませんでした。

 

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ヒース・フリーマン氏の死因は?

フリーマン氏は、2021年11月14日、自宅のベッドで亡くなっているが発見されました。

眠るように死んでいたというフリーマン氏ですが、遺体を調べた検視官の報告書によれば、オピオイドと麻薬を過剰摂取したことが死因で、体内からは、フェンタニル、コカイン、ヒドロコドン、オキシコドン、アルプラゾラムといった、アルコールと麻薬の組み合わせという、人体にとって致命的な成分が発見されたそうです。

 

また、自宅からは、オキシコドン(オピオイド系の麻薬性鎮痛薬。オピオイド=麻薬ではない)と、アルプラゾラム(不安や緊張、抑うつや睡眠障害を和らげる医薬品)の錠剤が発見されたそうです。

 

事故か事件かということについては、検視官は事故と断定し、事件性はないとしているようです。

 

なぜ薬物の過剰摂取に至ってしまったのか

ここからは完全に想像になりますが、フリーマン氏が薬物の過剰摂取で亡くなるに至った理由を考えてみます。

 

経歴を見る限り、コンスタントに映画やドラマに出演しており、俳優としてはうまくいっていたように見えます。しかし、アメリカでも日本でも、他の国々であっても、俳優やタレントといった、いわゆる芸能人が住んでいる業界は、光が眩しい分、影もまた濃くなるものです。

 

日本では、2023年9月現在、ジャニーズ事務所の元社長、ジャニー喜多川氏が所属タレントに行ってきたことが明るみに出て、騒ぎになっていますが、同じ性質の被害で女性に対するものになると、闇はさらに深くなると、容易に想像できますが、そういった話がまったく表に出ていないことそのものが、闇の深さを物語っているように感じられます。

 

俳優やタレントは、有名になれば多くの人に注目を浴び、過剰なほどに承認欲求が満たされます。しかし同時に、もし何かミスをすれば、有名人に対する妬みや正義の押しつけで、過剰なまでに叩かれるリスクも常に抱えており、顔を出して外を歩くこともできず、常に誰かに見られている、見張られているという状況から、友人と飲み屋に行って気軽に悩みを相談したり、思いを寄せる人と静かに過ごすという、ほとんどの人が享受できる時間も、ほとんど許されません。

 

フリーマン氏が、飛行機を降りて空港を歩けば、警備員が制止しなければいけないほどのファンが押し寄せる人気だったかどうかは分かりませんが、仕事に対するプレッシャー、次の仕事がこなかったらどうしようという不安、業界への不信、そんな不安を打ち明けて、一緒に解決策を見出していける友人がいなかったといった複数の要因が重なったことが、根っこになったのではないかと思います。

 

それでもなんとか日々をやりくりし、仕事をこなしていくために、精神の安定を求めて薬を摂取し、不安や恐怖を忘れるために酒を飲み……といったことを繰り返し、根本的な解決がされないために過剰摂取に至り、ついには心と体が限界を迎え、悲しい結末に至ってしまったのかもしれません。

 

そう考えると、違法や薬物をやるなんてとんでもない、苦しかったなら誰かに相談すれば良かったのにといった、表面的な部分だけを見ることで出てくる安易なコメントは、控えた方がいいという気持ちになります。

 

もちろん、違法な薬物の摂取は肯定できませんし、状況を改善するために、他にできることがあったはずだというのはその通りなのですが、彼が住んでいた環境が、彼を薬物過剰摂取へと進ませてしまった要因の一つだと考えることもできます。

 

本人が亡くなってしまっているため、本当のところは永遠に謎ですが、いろいろと想像を巡らせて見ると、表面を見るだけでは見えない苦しみや不安が感じられるのではないかと思います。

 

ボーンズはどんなドラマ?

ボーンズは、骨から生前の人物を特定することを専門とし、30万部を売り上げたベストセラー作家でもある法人類学者、テンペランス・ブレナンと、彼女が所属するアメリカ最高峰の法医学研究所であるジェファソニアン研究所の同僚及びFBI捜査官とともに、様々な難事件を解決していく犯罪捜査ドラマです。

 

ブレナンは癖のある人物で、感情というものに対しても懐疑的なところがあり、感情的な反応をすることが多いFBI捜査官のブースとは、度々対立します。

しかし、ともに事件を解決し、たくさんの人に出会い、自分とは違う考え方に何度も触れる中で、ブレナンの心情、考え方にも少しずつ変化が起こり、シーズン6の後半でブースと結ばれ、子供も授かります。

 

最終話ではラボが爆破され、ブレナンたちは重傷を負いますが、犯人を特定し、ラボも復旧が始まり、物語はハッピーエンドを迎えます。

 

凶悪犯罪者に殺害されそうになる危機も乗り越えながら、いくつもの難事件を解決し、その中でブレナンやブースだけでなく、アンジェラやジャックといった同僚たちも、いくつもの事件、出来事、人間関係を通して葛藤し、成長していくストーリーは、犯罪捜査ドラマの旨味であるミステリーとサスペンスを保ったまま、人間ドラマもうまく描き出しており、世界中の人たちを魅了しました。

 

また、日本の歌手である松田聖子さんも、シーズン5の第15話で、ブレナンの小説に魅せられて取材にやってきたジャーナリスト役として出演しています。

 

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薬物過剰摂取という言葉だけに惑わされず

大ヒットドラマ、ボーンズのキャストだったヒース・フリーマン氏が死亡した原因は、薬物の過剰摂取でした。肯定的に見るのが難しい理由ですが、そこに至る背景を想像すると、また別のものが見えてきます。

 

少なくとも彼は、ボーンズで演じたエップスのように、他人の命を奪って欲望を満たすような人ではありませんでした。表の言葉に惑わされず、想像力を働かせることが大切だと思わされる真相だと思います。

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