「メイドインアビス」は、2012年から「WEBコミックガンマ」にて連載されているダークファンタジーアドベンチャー漫画作品です。
絵本のような可愛らしい絵柄とは裏腹に、「アビス」という現実の自然さながら美しくも冷徹な環境を余すことなく描かれており、アニメ化やゲーム化される程人気があります。
しかし、そんな人気作品であるメイドインアビスに打ち切りの噂が浮上しています。
一体何があったのでしょうか?
今回は、メイドインアビスは本当に打ち切りになったのか、徹底的に検証していきます!
メイドインアビスは本当に打ち切りになったのか?
結論から述べますと、打ち切りにはなっていません。
では何故このような噂が浮上したのでしょうか?
いくつか理由があるので、くわしくご紹介します!
アニメ化前に打ち切りにされそうになったことがあるため
メイドインアビスは今でこそアニメ化やゲーム化されて人気がありますが、連載開始されたばかりの時期は他の漫画作品と比べると埋もれてしまっていたようです。
作者や作品の認知度が低くコミックスの売上成績が悪いと、資金繰りの問題で1巻で早々に打ち切り判断が下されることは珍しくありません。
作者であるつくしあきひと先生は、メイドインアビスで漫画家デビューされたので当時は認知度が低く、単行本の売り上げが芳しくありませんでした。
出版社側としては、作者側がどんなに頑張っていたとしても売れる商品でないと厳しい判断を下さざるをえないのでしょう。
そのため、連載開始早々に打ち切りの話が出ていたのは事実であるようです。
現在は累計発行部数が333万部を突破しており、商業用作品として成功しているので打ち切りになる心配は今のところないですね。
連載スピードが遅いため
メイドインアビスは2012年に連載開始されて以降、1年に2~3回程の不定期連載となっています。
可愛らしい絵柄ですが細かい所の描き込みもしっかりとされており、執筆に時間が掛かっているようですね。
そのため、遅筆の漫画家連載に慣れていないファンから、「打ち切りになったのではないか」という声が時折上がっています。
しかし、今も連載は続いていますし着実に物語は進んでいるので、気長に待ちましょう。
現在は単行本11巻まで発売されており、新章へ突入しています。
リコ達は深界六層に居ますが、いよいよ七層の手前まで来ているので深界極点である「奈落の底」まであと少しといったところ。
徐々にアビスや登場人物の謎が明らかになってきているので、今後が楽しみですね。
作者が不健康な生活を送っているため
つくしあきひと先生は、大のラーメンと辛い物が好きな人物で有名です。
作者紹介の項目に、趣味で「博多一番でラーメン固めを頼み辛子高菜とにんにくを入れて食べること」と記述するほどです。
過去に激辛ラーメンを毎日のように食べ、生活習慣が偏っていたため体調を崩した時期があります。
その時は最高血圧が220前後まで上昇し、入院せざるを得ない状態だったようです。
そのためファンの間で「作者の体調がとても心配」「いつか突然死して未完で終了するのでは?」という声が上がっています。
漫画家という職業は想像以上に過酷なようで、長時間に渡る作業を毎日のようにこなさなければならず、どうしても生活習慣が乱れがちになるという話は皆さんもよく聞くと思います。
健康が損なわれない範囲で頑張ってほしいところですが、このようなエピソードを聞くとやはり心配にはなりますね。
メイドインアビスはいつ頃完結する?最終回はどんな結末を迎えるか予想します!
先述したように、メイドインアビスは現在単行本11巻まで発売されており、第61話から新章が始まりました。
リコ達は深界七層手前まで到達しており、この新章が最終章ではないかという見方が出ています。
「ボンボルドの基地編」や「成れ果ての村編」は22話~23話ほど掛かっており、この新章も同じくらいの話数が描かれる可能性があります。
今回の新章が最終章と仮定すると、おそらく85話前後で最終回を迎えて単行本は全15巻ほどになるのではないでしょうか。
現時点では年に1回のペースで単行本が発売されているので、このまま順調にいけば2027年頃に最終回を迎えると思われます。
さて最終回の結末はどのように迎えるのでしょうか?
リコの母親ライザが居るとされる深界極点「奈落の底」は、アビスの呪いが一番強く最も危険な場所です。
さらにリコ達は六層に到達した時点で致死的な上昇負荷のため、既に帰還することが不可能です。
無事に「奈落の底」に到達出来たとしても上の層に戻ることが出来ないので、おそらく最終回はリコ達は何らかの形でライザと再会した後にアビスの深淵で一生を過ごすことになるでしょう。
メイドインアビスのあらすじ
人類最後の秘境と呼ばれる危険と謎に満ちた場所、それが「アビス」。
アビスは南海ベオルスカに浮かぶ孤島の真ん中に存在しており、底知れぬ巨大な縦穴となっています。
アビスでは独自の生態系が確立しており、さらに現代を遥かに凌駕する技術で造られた人工物である「遺物」が数多く眠っています。
アビスの大穴の縁には街が造られ、そこにはアビスの探索を担う「探窟家」達が暮らしています。
彼らは命の危険と引き換えに、日々の糧や「遺物」、そして未知のロマンを求めてアビスに挑み続けているのです。
主人公である「リコ」は孤児院に住む12歳の少女で、見習い探窟家です。
リコは好奇心旺盛な性格でアビスに対する憧れが他の誰よりも強く、母親のように偉大な探窟家になることを夢見ていました。
ある日リコは他の仲間と一緒に探窟をしているとアビスに住まう猛獣に襲われ、命の危機に晒されてしまいますが謎の存在によって救われます。
何者かが放った熱線の跡を辿ると、人間の少年そっくりなロボットが倒れていました。
リコはそのロボットを孤児院へ連れ帰り、「レグ」と名付けました。
レグは記憶喪失を起こしており、自分が何者なのかすら思い出せない状態になっていました。
それから2か月後、リコの母親であるライザから封書が届きます。
そこには、アビスの深層に住まう生物の情報や、レグに似たロボットのような絵図、そして「奈落の底で待つ」という手紙が入っていました。
リコは母親と会うために、レグは自分が何者であるかを知るために、アビスの深層を目指すことを決意します。
まとめ
今回はメイドインアビスは本当に打ち切りになったのかについて、ご紹介しました。
内容をまとめますと
- メイドインアビスは実際に打ち切りにはなっていませんが、アニメ化する前に本当にその話があったようです。
- 不定期連載のため更新スピードが遅いことから、打ち切りになったという噂が浮上しやすい。
- 作者が不健康な生活を送っており入院した経験があることから、ファンから「突然死して未完になるのでは」という不安の声が上がっています。
物語は新たな展開を迎えており最終段階まであと少しなので、このまま無事に完結してほしいですね。